『Color(色)』




「最近、もの忘れがひどくて…」



思い出せない記憶。



それは、脳障害?



そういったケースもあるかもしれません。



しかし、実際は
そうではない場合の方が
多いのです。



昔を思い出してみてください。



どれだけ昔でも構いません。
昨年のことでも
5年前でも、10年前でも
幼少期でも。



おそらく記憶にあがってくる時間は
あなた自身の『感情』が大きく動いた時。



ものすごく楽しかったか
ものすごく辛かったか。



感情のふり幅が大きければ
大きいほど、その時間は印象深く
あなたの記憶に刻まれます。



反対に
思い出せない記憶とは
あなたの心があまり動いていない時間。



印象が薄いので
『空白』の時間と感じてしまうのです。



自分の人生を、他人を生きるように
傍観者的に生きてしまうと
『忘却の時間』ができてしまうのです。



あなたが
【あなた】を生きているのかどうか
簡単にチェックする方法があります。



「この1カ月間を、情緒豊かに思い出せますか?」



もし『YES』なら
《自分》を感じて 生きているということなので
ハナマルです。



しかし、もし『NO』なら
時間の重ね方を
修正する必要があるかもしれません。



「私は、どうしたいのか?」

「私は、何を望んでいるのか?」



いついかなる場面においても
自問してみてください。



『自分の意志』を明確にすることで
色彩豊かな《生きた時間》を
過ごすことができるでしょう。



NPO法人日本心理セラピスト協会
代表理事 中 原 盛 治

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